友人と大洗ビーチに遊びに行った。海には隔年で行ってる気がする。大洗の海は天気予報が週末曇りをフォーカストしていたせいか、思っていたほど混雑していなかった。
黒光りした肌のオジサンが、浮き輪とフランクフルトを売り、
下品な色に髪を脱色して、唇に濃いルージュを塗りたくっているお姉さんがヤキソバを焼いている。
サーファーは哀しげに波を待つ。
鈍重な豚のような肢体の女の子がうつ伏せになって寝そべっている。むくっと起きたかと思うと、海に入りプカプカ浮かんだ。垂涎の的だ。
波、豚、波、豚、たまにサーファー。はたまた豚。
海水は冷たくて、砂は鉄板のように熱かった。
真夏の陽射しをたっぷり身体に刻印して、銭湯に入った。
夜はお寿司を食べた。俎上の魚達は新鮮で、思案顔の板前が握ったお寿司はとても美味しかった。
水戸の偕楽園は素敵だ。
古い日本家屋が並び、丸い窓が外の美景を切り取っている。
敷地は竹林に囲まれている。春には梅の花が一面に咲くそうだ。曲がりくねった梅の木には支え木がしてあった。
枝垂桜というものがあるが、枝垂梅というのだろうか。
古い日本家屋には二畳くらいの部屋があった。
子供の頃、霧が峰の山小屋へ泊まったとき、幼い僕らは部屋の隅の小さな隙間に隠れたり、潜り込んだりした。
川遊びをするとき、決まってダムのミニチュアを作った。
友人は
「川を見ると塞き止めたくなるんだよ・・本能で。人間は目的を持って生きる生き物だから・・」
というようなことを絶望的に言った。
ところで竹という植物は不思議だ。生態や育ち方も普通の植物と異なるのかもしれないが、それよりも姿形がグロテスクだ。
何かの幼虫にも見えてくる。そういえば竹林に襲われる村のドキュメンタリーを昔見た気がする。
素敵な週末だった。